くすぐりフェチは、かならずしも「くすぐりだけが好き」というわけではありません。その他のさまざまなフェチを併せ持っていることがあります。
なかには、こんな方も。
「もともとはくすぐりだけが好きだったけど、作品を見たり、プレイを楽しんでる内に別のことでも興奮するようになった」
「もともと他のフェチだったけど、いつの間にかくすぐりも好きになっていた」
そこで、くすぐりと相性が良い、他のフェチを一挙ご紹介します。創作の合わせ技に、より多彩なプレイを行うために、ぜひともご参考ください。
もくじ
くすぐりと関連のある身体の部位のフェチ
くすぐりフェチをこじらせると、身体の部位を見るだけで「くすぐったそうだなぁ」「くすぐってみたいなぁ」と思い始めてしまうもの。
とくに多いのは以下の2つでしょう。
腋の下
くすぐる場所として、おそらくもっとも人気の部位でしょう。さらなる派生として、腋コキなどがありますね。
足裏
腋の下に匹敵する人気の部位です。くすぐりフェチだと、よりくすぐったさを感じられる裸足が好まれる傾向があります。
ただし、創作ではあえてソックスを履かせておいて脱がせる過程を楽しむなど、奥深さもあるようです。
腋の下と足裏以外にも、脇腹や太もも、お尻などさまざまな部位が挙げられます。
くすぐり以外の責め方にかんするフェチ
くすぐり責めは他の責めと併せて行われることがあります。それだけ親和性が高いということですね。
拘束・緊縛
くすぐりと拘束は、切っても切れない関係にあります。脱がした服で縛るような簡易的な拘束から、荒縄を使った緊縛、物々しい機械を使ったフィクション上の拘束など、バリエーション豊富です。
快楽責め
くすぐったさといっしょに快楽も送り込むもの。以下のようにさまざまな派生があります。
寸止め
快楽責めの派生で、「気持ちよくはするけど絶対に絶頂させない」というもの。イキたいのにイケないもどかしさは、理性を失うぐらい強烈です。
「快楽責め → 寸止め → くすぐり → 快楽責め → 寸止め → くすぐり → ……」の無限ループは、創作でも現実でもハードなくすぐりプレイとしての定番です。
強制絶頂
寸止めとは打って変わって、快楽責めで無理やり絶頂させるものです。
「寸止めで散々焦らした後に、強制連続絶頂で締める」までが、よくセットで使われます。
快楽と言えば聞こえは良いものですが、度を過ぎれば苦痛にもなります。イチャイチャのくすぐりで使うか、相手を苦しめるリョナくすぐりで使うかは、創作者やくすぐる側の裁量次第だと言えるでしょう。
なお、くすぐりと強制絶頂を組み合わせると、くすぐったさと気持ち良さが合わさってわけが分からなくなり、最終的にくすぐりでも気持ち良くなってしまうそうです。
乳首責め
快楽責めの一種で、乳首をとことん責めて気持ち良くするものです。乳首を筆や羽根でくすぐるのは、創作やプレイでよく行われます。
窒息
くすぐられれば息が苦しくなるもの、そこに焦点を当てたフェチです。首絞めや水責めなど、基本的にはリョナの扱いになるでしょう。
痒み
くすぐったさと痒みは似た感覚だと言われています。痒いのに掻けない状態は、寸止めにも似た強烈なもどかしさがあります。
山芋などの痒み成分があるものを身体に塗りたくられたり、痒いのに掻かずにくすぐり責めされたり、全身を掻かれて天にも昇る心地よさ味合わされたり、くすぐられる側がとことん翻弄されるフェチです。
スパンキング
くすぐりもスパンキングもSMプレイの一種であることから、併せて行われることがあります。くすぐったさと痛みのシーソーゲームで、やはり受け側がとことん翻弄されます。
くすぐりで使われる道具にかんするフェチ
くすぐり責めにはさまざまな道具が使われます。また、くすぐりマシーンや触手といったフィクションの存在もここに分類しています。
電マ
電マとは電気で振動するマッサージ機のこと。くすぐりと電マは、セットで使われることがかなり多くあります。
基本的に秘部に当てるもので、快楽責めや寸止め、強制絶頂などの要素を併せ持ちます。
なお、腋の下などに電マを当てると多少のくすぐったさがあります。ただし、個人差はかなり大きいようです。
ローション
ぬるぬるでくすぐり責めの効果がさらに高くなるアイテムです。
機械姦
人の手では実現できないようなくすぐったさを全身に与える、これには一種のロマンがありますね。
ただし、現実にくすぐりマシーンと呼べるものはほとんどありません。くすぐったそうにウネウネ動くマジックハンドは、フィクション上だけの存在だと言えるでしょう。
触手
触手も機械姦と同じ、人の技術を凌駕するくすぐったさを与えられる存在です。くすぐったさを増幅させる怪しいエキスを分泌するという設定は、フィクションならではです。
ほとんどは創作関連でのみ見られますが、実写のAVにもごく少数存在します(再現度はさておき)。
くすぐりのシチュ・関係性などのフェチ
くすぐり責めは、くすぐったさがすべてではありません。誰が誰を、どのようにくすぐっているかも重要な要素です。
我慢
くすぐられても動かないように、もしくは笑わないように我慢するというシチュエーションは定番ですね。
「結局我慢できず、罰ゲームかお仕置きを受けるまでが1セットだ」と考える方は多いでしょう。
羞恥
くすぐり責めによって恥をかかせるシチュエーションです。公衆の面前でこっそりくすぐって笑わせるもの、晒し上げてとことんくすぐり責めするものなど、プレイの強度はピンからキリまであります。
最近では、ネットの生配信でくすぐられる様子が晒されるというシチュエーションが増えているようです。
逆転
逆転シチュとは、今まで攻めに回っていた人が、受けに逆襲されるというシチュエーションのことです。とくにくすぐり責めでは、やり返されることが多いのではないでしょうか?
マッサージ・エステ
「マッサージを受けていたはずが、何だかくすぐったい……」
そう思っている間に、本格的なくすぐり責めにエスカレートして笑い悶えさせられてしまう。このようなシチュは漫画や小説、AVなどさまざまなメディアで使われています。
また、マッサージオイルを使うことから、ローションが好きな方にもヒットするフェチです。
百合・レズ
男子禁制、女性同士がくすぐったりくすぐられたりするのが好き、という方は多いでしょう。
M男・痴女
女性が男性をくすぐるシチュエーションが好きな方は、その他の責めも好きということが多いようです。派生する、お姉さんとショタの関係性を表す「おねショタ」も人気ジャンルの1つです。
モンスター・モンスター娘
フサフサした羽根を持ったハーピィ、ヌルヌルのスライム、魔法でいくらでも悪いことできるサキュバスなど。くすぐりに適したモンスター、もしくはその擬人化はたくさんいます。
そのほとんどがくすぐる側です。くすぐられるのが男性なら痴女・M男、女性なら百合・レズなどの要素を併せ持ちます。
その他
お漏らし・失禁
くすぐられると身体の力が緩んで、お漏らししやすくなると言われています。我慢から解放される心地良さがあるものの、それよりも強い羞恥のシチュエーションを持っているフェチだと言えます。
アヘ顔
気持ち良さであられもない表情を晒してしまうか、くすぐられてとんでもない笑い顔を晒してしまうか。これらは非常によく似ています。
ここまで、とくにネット上で見られることが多いフェチをご紹介してきました。
しかし、これらはほんの一部。上に挙げた以外のフェチを持っていても、けっして変な話しではありません。また、創作やプレイのアイデアも、これらにとらわれる必要はありません。
性癖を持つということは、けっしておかしいことではありません。SNSで交流するにも、創作するにも、プレイを楽しむにも、胸を張って楽しみましょう。
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